ビットコインの3回目の半減期は、2020年5月12日AM5時頃となります。過去の半減期の値動き&直近の値動きから、第3回半減期直後の値動きを分析します。
【もくじ】
第1回半減期前後の値動き
以下は、Trading Viewで示したBitbankの第1回目の半減期(2012年11月29日)前後のBTC-JPYチャートです。
第1回半減期の当日(2012年11月29日)の終値は、1016円です。直近高値(2012年8月17日)の1304円よりはやや低い位置にあります。しかし、半減期の直後から急激な上昇相場を作っていきました。
半減期の半年後までチャートを伸ばしてみると、2013年4月13日には、最高値25,760円をつけました。つまり、第1回半減期では、半減期直後から上昇相場を作り、約25倍まで急激に上昇したということになります。
第2回半減期前後の値動き
以下は、Trading Viewで示したBitbankの第2回の半減期前後のBTC-JPYチャートです。
第2回半減期当日(2016年7月9日)のビットコイン日本円の終値は、65,126円でした。こちらも、第1回と同様に、直近高値(6月17日)の81,383円よりやや低い価格帯で推移しています。そして半減期直後にいったん10%程度の上昇を見せるものの、ダブルトップを組むような形で再度下落し、8月2日には47,030円の底値とつけています。つまり、半減期約1か月で、価格は30%程度下落しています。
ところが、その後は、ジワジワと直近高値を更新するような上昇相場を見せています。
つまり、第2回半減期は、第1回と違って、半減期後に一度下落にしてから、上昇相場に転換しています。
第3回半減期直前の値動き
ビットコインは、2020年3月12日のコロナショックによる急落後、ジワジワと反発を見せ、5月7日には107万円(10,000ドル)の高値をつけました。しかし、5月10日に一時88万円前後まで1時間でおよそ15万円幅も下落して、再度反発して、ヨコヨコした動きになっています。
それまで直近安値であった91万円を一撃で割り込んでいるため、ダウ理論的な分析では、上昇相場は終了です。
一方で、3月12日の大底値から最近の安値を引っ張ると、上昇ラインが引けますが、これを割ってきてはいないので、現在の価格を「押し目」にするように再度上昇する可能性もあります。(その割には、1日以上89万円~95万円あたりを停滞しているので、反発が弱い印象も受けます。)
結論を言うと、これから上昇に転じるか、さらに下落するか非常に読みにくい相場です。
第3回半減期直後の予測
筆者は、次の3パターンで分析しています。
①CMEの窓埋めをするため、再度107万円(10,000ドル)付近まで上昇する可能性
CMEビットコイン先物は、シカゴ・マーカンタイル取引所に上場しているビットコイン先物のことです。米国シカゴ時間の平日のみ稼働しているため、土日に大きな値動きをすると、金曜の終値から月曜の始値の間に空白(窓)が生まれます。これを埋めにくることを「窓埋め」といいますが、ビットコイン先物の場合、90%前後の確率で、1週間以内に窓埋めをする値動きになっているため、多くのトレーダーも、CMEビットコイン先物チャートの窓には注目しています。この窓は、13万円弱の値幅があり、2020年最大の値幅になります。
②上昇に転じるも直近高値に届かず、再度下落する可能性
一度、反発を見せるものの、直近高値の107万円までは届かず、再度下落する可能性もあると考えています。先日の100から107万円付近で利益確定した層は、もう少し安値をつけてから再度買い増ししようと考える可能性が高いため、買いの出来高があまり増えないパターンです。高値から安値までフィボナッチリトレースメントとひいてみた、0.382や0.5のラインで高止まりするようなものを想定しています。これらのフィボナッチリトレースメントのラインは、さらなる下落を想定している空売り勢(ショーター)がショート(空売り)しやすい価格帯になるので、価格の上昇が止まる可能性があります。
③このままヨコヨコしてさらに下落する可能性
半減期の到来まで静観ていた層が半減期到来後に利益確定売りを行って、さらに価格が下落する可能性もあると考えます。そのようなファンダメンタルの到来後に売られることを「事実売り(sell the fact)」と呼びます。
まとめ(筆者の戦略)
半減期直後にどのような値動きするのか判断が難しい局面なので、レバレッジをかけた短期取引は慎重に行った方がいいでしょう。また、現物買いは、ある程度価格が下がったところまで気長に待つ、という方針が良いかと思います。
筆者は、短期では小さい玉でロングに入っていますが、再度直近安値88万円をわりこんでくるようだと損切します。また、現物買いは、46万円から107万円にフィボナッチリトレースメントをひいたところの0.5(76万円)、0.618(70万円)あたりまで下がるのを待ちます。または、大きく急落して、日足のRSIが30以下(売られすぎ)になるまで買いません。
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