【解説】実質利回り9% JT株は今買いか?【投資家注目】

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今回の記事では、実質利回り9%のJT株が今買いかどうかについて解説していきます。

JT株で含み損を抱えた株主が多い

最近とある雑誌記事で、「負けた個人投資家が含み損を抱えた銘柄ランキング」が掲載され、不名誉なことにその第2位に日本たばこ産業(JT)が選ばれました。

筆者撮影

つまり、JTの株主が含み損を抱えている人が多いということになります。

筆者はJT株を購入した経験はありませんが、近年の高配当の状況を考慮して、購入を検討しています。

JT株は高配当が魅力

2020年時点で、JT株は配当利回りが7.5%前後株主優待でJT製の食品がもらえ実質利回りが1.5%があるので合わせて、実質利回り9%前後と超高配当株と言えると思います。

配当だけを考えても、7%という利回りは、

100万円投資⇒年間7万円配当
1,000万円投資⇒年間70万円配当
1億円投資⇒年間700万円配当

ということなので、1億円投資すれば労働せずに配当だけで生きていく「夢の配当生活」が実現するかもしれません。

JTの株価値動きおさらい

しかし、2020年現在では日産自動車の株主は含み損を抱えた人が多いようです。それは何故でしょうか。チャートを見てみましょう👇

Trading View

2008年から2020年までの日本たばこ産業(2914)の東証一部でのチャートです。

2008年から2011年までは1200~1500円を推移していましたが、その後アベノミクス効果などが相まって日経平均が上昇し、2013年頃から株価を上げていて2016年頃までは3500円~4800円の間を推移していました。

ところが、2016年頃から業績が悪くなり、株価は大きく下落しました。また、コロナウイルス感染症の拡大に伴ったいわゆるコロナショック時(2020年3月)には、直近10年での最安値ではりませんが、1900円前後までまで下落しました。つまり、4年で半額以上も株価を下げました。

短期的には「売り」か

JTの今後の業績をふまえると、短期的にはさらに売られる可能性があります。JTの事業には大きくタバコ事業と食品事業の2つがありますが、収益を得ているのはほとんどタバコ事業からです。しかし、そのタバコ事業は今後も収益が厳しくなると考えます。その理由としては、国内外の喫煙者の現象と電子タバコの普及があります。

実際に、JTの業績は、売上高は横ばいであるものの、経常利益や当期利益は近年減少傾向にあります。

国内のたばこ事業は厳しいか

JTの収益のほとんどはタバコ事業ですが、海外売上高比率は50%程度なので、日本国内半分・海外半分という割合です。

実際に、日本国内でのたばこ消費量は減少していることは皆さん認識されていると思います。飲食店でもたばこを吸える店は激減していますし、街のあちこちでも喫煙所が撤去されています。また、そもそも日本国内の人口が減少傾向にあることも相まって、そのような環境もあり、たばこの消費量は減少しています。

海外でのタバコ事業も横ばい

海外では、タバコ消費量の増減は国によって異なります。しかし、世界の人口が現在70億人にて、10年後には80億人まで増加しますが、タバコの世界的な消費量は基本的には横ばい状態です。つまり、喫煙率は下がっているが、世界的な人口増によってなんとか横ばいになっているという状況です。

電子タバコの普及も

JTの主力商品は、メビウス(旧マイルドセブン)などの古来からの紙巻きたばこになります。しかし、現代では喫煙者がどんどんと電子タバコに乗り換える傾向にあり、これがJTの収益の悪化の一因になっています。

なぜなら、日本などで普及している電子タバコは、主にアイコス(フィリップモリスジャパン株式会社)やグロー(ブリティッシュ・アメリカンタバコ)など海外のタバコメーカーの製品です。したがって、JT製の紙巻きたばこから海外メーカー製電子タバコに乗り換える喫煙者が多く、これがJTの収益の悪化につながっています。

長期的には「買い」か

しかし、筆者は、JTの株は長期的には買いだと考えます。

理由の1つは、やはり配当の高さです。なるべく安い株価で購入すれば、それだけ取得単価を下げられるうえ、配当利回りも高くなります。大きな金額でまとめて一度にJT株を購入することはオススメしませんが、少ないロットで安値になったら少しずつJT株を買って、配当を得ると同時にナンピン買いをすることをオススメします。

これは、JT株を5年から10年の長期スパンで保有できる人にオススメする手法です。

5年から10年のうちに、新しい主力商品が誕生する、JT製の電子タバコが普及するなどが起きて業績が良くなる兆しが見えると、また株価も上昇していく可能性があるので、自分の取得単価より株価が大きく上昇したタイミング(同時に配当利回りが下がったタイミング)で売ることをオススメします。

直近10年の過去最高値である4,900円前後で売れば、2020年の株価の2.5倍程度で売ることができます。

15年ほど前の最安値が1100円付近ですので、そのあたりの価格帯を底と考えて、ナンピン買いをすることをオススメします。

まとめ

以上のとおり、

2020年時点においてJT(日本たばこ産業)の株は、
・短期的には「売り」
・長期的には「買い」

だと結論づけます。

あくまで筆者フジマナの個人的な分析なので、投資は自己責任かつ慎重に行いましょう。

この「JT株は今が買いか?」については、筆者フジマナのYouTube動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

【解説】JT株は、今買いか?【投資家注目】
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